個人開発者のブログ
『Spark AI - GPT Dialogue & Tools』について紹介していきたいと思います。
実際に私のプロジェクトでも活用しているので、
皆さんも是非、この記事で興味を持っていただければと思います
*当記事はプロモーションも含みます。
目次
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今回紹介するアセット
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導入方法解説
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デモとドキュメント
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使いやすくするための改変例
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実際の使用例
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まとめ
今回紹介するアセット
▲今回紹介するアセットは、
お手軽にAI導入とツールが提供される『Spark AI - GPT Dialogue & Tools』です。
アプリ・ゲーム内及び開発環境に簡単にChatGPT AIを導入できる上に、開発環境ではAIを用いた便利ツールが提供されたり、コーディングでは簡単にAIを操作できます。
Unityのバージョンは少なくとも2021.3から動作確認済みで、最低限指示されている手順で導入すれば様々なプロジェクトで活用できます。
また提供される内容としては。。
・アプリ/ゲーム内で要素としてGPT-4やChatGPT、Whisper、DALL-Eなどの大規模言語モデル(LLM)の会話/ダイアログをリアルタイムで組み込めるようになる
・コードを生成してくれるAIコーディングツール
・希望のシェーダーを生成してくれるAIシェーダーツール
・Spark AIアセット全体を使用用途に合わせて調節できるエディターツール
・もうウィンドウがぶらぶらすることはなく、簡単にアクセスできるボタンやスーパーツールを自由に追加できるエディターツール
・シンプルにChatGPT
AIと開発の相談など会話できるAIチャットツール
・すぐにスプライトとして活用できるイラストを生成してくれるAIイラストツール
・コードをデバッグしてくれるAIデバッガーツール
・ゲームのシナリオ/物語を考えてくれるAIシナリオプランナーツール
・キャラクターや場所、アイテムなどの名前を考えてくれるAIネーミングツール
・アイテムやオブジェクトの説明文を考えてくれるAIディスクリプションツール
・ゲーム内の音声を書き起こしてくれるウィスパーAPIの統合
。。などが挙げられます。
私も購入してからは、
・お悩み相談!幼馴染AIちゃん
などの自分の開発作品内で実際に使用しています。
これは本当に使いやすく機能が充実しており、
$16.5の価格で一度購入さえしてしまえば、
充実したツールも含めて満足し、複数のプロジェクトにおいて使い続ける事ができるでしょう。
導入方法解説
⓪.まずプロジェクトにアセットのダウンロードとインポートを済ませると、少なくとも私の環境のUnityバージョン2021.3.20f1ではエラーが発生しました。
そのエラーの対応に辺り、
以下Sparkフォルダ>Scripts内のスクリプトについて手を加えています。
BarkAIDialogue.cs
BaseDialog.cs
InteractiveAIDialogue.cs
OpenAIAccessManager.cs
OpenAIAPI.cs
また、その内のInteractiveAIDialogue.cs及び関連するスクリプトに関しては、後ほどよりプロジェクトで柔軟に使いやすくするために改変することになります。
ひとまずエラー修正に関して、
ログでエラーを吐いている該当箇所を、適当に置き換えたりすれば何とかなります。
①.次にOpenAIのAPIキーを設定しましょう。
APIキーは自分が用意する必要があるので、OpenAIのサイトからキーを取得します。
その後Unity上でWindow>Spark AI>Sparkの順でChoose a toolエディターウインドウを開き、AI Settingタブ内のOpenAI API
Keyに自分のAPIキーを設定しましょう。
ひとまずこれで、簡単な導入とセットアップ自体は完了です。
デモとドキュメント
Spark>Demosフォルダ内にあるデモシーンと、Sparkフォルダ内にあるDocumentation(pdfファイル)から、大体の使用方法を把握できます。
デモシーンに関しては、
・Art Gallery:
生成画像AIツールを試せる。
シーンのアタッチされているものや中身を見れば、生成画像AI以外のツールの基本的な使い方も一応把握できる。
・Audio Transcriber:
シーン上で音声を認識して、言葉や文章を出力してくれる文字起こしするのを試せる。
ただこれに関しては、使用している音声認識が英語のみの対応のようなので、これと同じような感じで日本語も対応させる場合は、独自に構築する必要がある。
・Bark NPC:
ChatGPTのように、シーン上でAIとの対話を試せる。
演じさせる設定もちゃんとできるのでかなり自由度が高く、自分はこのデモを参考にしてひとつのアプリを作り上げました。
。。などが挙げられます。
どれも参考にする分には丁度良く、シンプルなので解析しやすかったです。
それとドキュメントのDocumentationも、中身は全て英語ではありますが、コピペとDeepLを駆使すれば容易に翻訳自体は可能です。
翻訳さえできればわかりやすく詳細な解説が書かれているので、困った際は見てみましょう。
使いやすくするための改変例
自分はお悩み相談!幼馴染AIちゃんを開発する際に、インスペクター上の演じる設定内容が弄りにくいと思ったり、インスペクター上の設定項目の追加、会話時の動作を一部変更(会話に合わせて効果音を鳴らせたり、センシティブな会話を検知したら照れて恥ずかしがったり、収益用の機能を組み込んだり)したいなどと思ったので。。
・InteractiveAIDialogue.cs
・ChatEngine.cs
及び関連するスクリプトに随時手を加えました。
(画像ではコードの内、変更を加えた一部分のみを見せています)
また、手を加えた影響でSetComponent.cs(画像参照)を独自に関連するスクリプトとして追加しています。
その結果最終的なインスペクター設定内容とシーン上の配置は画像の通りです。
(デフォルトのインスペクターと見比べてみると、結構違います)
あくまでこの改変は一例であり、アセットの構成を完全に明かさないために一部しか見せれないので、この一例の再現は私以外では難しいとは思います;
なので他の方は、自分のプロジェクトに合わせてまた独自の改変をして、使いやすいコード、環境へと整えてみましょう。
実際の使用例
私の開発作品お悩み相談!幼馴染AIちゃんでは、メインの少女との会話機能で使用しています。
広告視聴することで得られるPromptPowerを消費することで、少女と会話ができるようになっています。
それとちゃんと、
センシティブな文章を検知すると照れて恥ずかしがる仕草で喋るようにもなっています。
(Spark AI - GPT Dialogue & Toolsの動作テストと確認を兼ねた試作品なので、作り込みは最低限です)
とまあこのように、今回紹介した『Spark AI - GPT Dialogue & Tools』を使うと、簡単にAIアプリやゲームを実現できます。
これはデモシーンのBark NPCを参考にして作られましたが、他にもデモシーンArt Galleryを参考にして、画像生成を用いたアプリやゲームを開発するのも有りかもしれませんね。。!
まとめ
いかがでしたか?
『Spark AI - GPT Dialogue & Tools』
は今後の開発の中で、様々な活用方法が考えられるでしょう。
開発の効率化のために使うもヨシ。。
開発アプリ・ゲーム内に要素として組み込むのもヨシ。。
可能性は無限大です!
是非この機会に購入して、これから様々なプロジェクトで活用してみて下さい。
ここまで記事を見て頂き、誠にありがとうございました。
これからも開発関連やアセット関連の記事は
更新し続けるつもりなので、今後も機会があれば見てみてください。
X(@hayadebi)では開発進捗などもポストしているので、
そちらも興味が覗いてみてね;
では、また別の記事で会いましょう。。