パラダイスマッシャーとは
まず『パラダイスマッシャー』とは、
レベル5モンスター×2体以上で立てれるランク5モンスターです。
「①:1ターンに1度、自分メインフェイズ1にこのカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。お互いにサイコロを2回ずつ振る。出た目の合計が大きいプレイヤーは、次のターンの終了時までモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言できない。」の通り、お互いにサイコロを振って合計目の大きいプレイヤーはVFD級の制圧がされるとんでもない効果を有しています。
とはいえ①だけを見ると「なんだよただの運ゲーかよ」と思うかもしれません。
ですが、『パラダイスマッシャー』の恐ろしいところは②効果にも秘められているのです。
「②:X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在し、自分または相手がサイコロを振った場合、1ターンに1度だけその内1つの目を7として適用できる。」
そう、なんと出目を7にできるイカサマができるのです。
なのでこのイカサマを加味すると、巷では失敗確率は4.2%と言われているらしいです。
ほぼほぼ失敗しないことから、『パラダイスマッシャー』を狙う価値は十分あるでしょう。
そして以下ではさらに、『パラダイスマッシャー』を安定して立てれる展開や構築について、より詳細に紹介していきたいと思います。
最近(2024年最近)禁止解除された『星杯の神子イヴ』のおかげで、比較的お手軽かつ無駄なく立てれるようになっているので、良ければ最後まで見ていただけますと幸いです。
40枚構築型のデッキレシピと初動
- 実際のデッキレシピ -
デッキレシピは上記の通りです。
40枚構築型の特徴としては、
先攻の『パラダイスマッシャー』展開と後攻のワンキル両方の成功率が程よく高いところです。
ただ欠点として、展開ルートが天盃龍に依存しているため、『パイドラ』や『エンシェントフェアリードラゴン』に手札誘発を投げられると展開が止まってしまいます。
なので先攻後攻のバランスよりも、先攻の展開を確実に通すことを重視するなら、もうひとつの60枚構築型が最適でしょう。
- 40枚構築型の展開必須カード+初動のみ -
40枚構築型の初動や展開必須カードだけでまとめると、メインは26枚 EXは10枚使います。
1枚初動は
・『パイドラ』
・『開門』
・『燦幻荘』
・『封印の黄金櫃』
の4種類10枚(1枚初動だけで初動率を換算すると78%程)が該当し、2枚初動は適当な風属性+『テンペスト』の組み合わせが該当します。
先攻特化型の天盃龍デッキにしては珍しく、メインは14枚程、EXは5枚自由枠があります。
そのため後攻に寄らせる余裕が有り、天盃龍の割合も増やせることから、普通の40枚構築天盃龍デッキとして使うことも可能です。
60枚構築型のデッキレシピと初動
- 実際のデッキレシピ -
デッキレシピは上記の通りです。
60枚構築型の特徴としては、
貫通性能の向上と、手札状況によっては召喚権を使わずにトマホークまでいけるところです。
展開が天盃龍に依存せず、
アームドドラゴンサンダーと合わせて展開余力があることから先攻成功率が上がっています。
ただ欠点として、
60枚構築に伴い必然的に天盃龍が占める割合が少なくなるため、後攻ワンキルの成功率が下がります。
なので先攻の成功率よりも、先攻後攻のバランスを重視するならさっきの40枚構築型が最適でしょう。
- 60枚構築型の展開必須カード+初動のみ -
60枚構築型の初動や展開必須カードだけでまとめると、メインは42枚 EXは10枚使います。
40枚構築型と比べて1枚初動の枚数は変わっていませんが、その分基本2~3枚初動なアームドドラゴンサンダー関連のカードが増えています。
追加された初動の中でも動きやすい部類としては
・『アームドドラゴンサンダー LV3』
・『パイルアームドドラゴン』
・『アームドドラゴンフラッシュ』
・『砲撃のカタパルトタートル』
が該当します。
それと適当なアームドドラゴンサンダーモンスター+40枚構築の時にもあった『テンペスト』のサーチ効果と組み合わせると、アド損しない初動として機能します。
アームドドラゴンサンダーモンスターにはそれぞれ、ドラゴン族効果のコストになった場合の効果が内蔵されており、基本的に手札が増える効果なのでコストとして無駄なく活用できます。
展開ルートの解説
▲動画でも紹介しています。
まずはとにかくレベル7を並べて、『ギャラクシートマホーク』へ繋げることです。
①.ラドン展開
②.竜星展開
③.イヴ展開
最終的に↑の展開順番でレベル5モンスター3体を並べていって、『パラダイスマッシャー』を立てます。
また以下ではさらに、盤面を立てるまでの詳細な展開手順をまとめておきます。
展開状況
【必要手札】
・デッキレシピで挙げた初動いずれか1枚
・手札コスト1~2枚
【デッキにいてほしいカード】
・『ビシキ』最低1枚
・『トウテツ』最低1枚
・『オライオン』最低1枚
【完成盤面】
・『ヴァレルロードSドラゴン』
・『マスカレーナ』
・『リンクスパイダー』
・『パラダイスマッシャー』
展開手順
-
とにかく『ギャラクシートマホーク』を立てれるようにレベル7を2体並べてX召喚(この時EXゾーンに出す)。
X素材を2つ取り除いて①効果発動。可能な限りトークンを特殊召喚。 - 『ギャラクシートマホーク』と中央以外のトークン1体を素材に『マスカレーナ』をL召喚。
- 中央トークン1体を素材に中央に『リンクスパイダー』をL召喚。
- 残りのトークンを素材に『アウローラドン』をL召喚。L召喚時効果でトークンを3体特殊召喚。
さらに自身とトークン1体をリリースして②効果発動。デッキから『オライオン』をリクルート。 - トークン1体と『オライオン』を素材に『ボウテンコウ』をS召喚。
S召喚時効果で『竜星の輝跡』をサーチしつつ、素材になった『オライオン』効果でトークン1体を特殊召喚。
さらにデッキから『ビシキ』を墓地へ送って②効果発動。自身を『ビシキ』と同じレベル2にする。 - トークン1体と『ボウテンコウ』素材に『星杯の神子イヴ』をS召喚。S召喚時①効果で『星遺物を継ぐもの』をサーチしつつ、素材になった『ボウテンコウ』③効果でデッキからレベル5『トウテツ』をリクルート。
- トークン1体と『星杯の神子イヴ』を素材に『ヴァレルロードSドラゴン』S召喚。S召喚時効果で墓地の『アウローラドン』を装備しつつ、素材になった『星杯の神子イヴ』②効果でレベル5『星遺物-星杯』をリクルート。
- 『星遺物を継ぐもの』を発動。『マスカレーナ』のLマーカー先にレベル5『星杯の神子イヴ』を墓地から特殊召喚。
- 場にレベル5モンスター3体が揃ったため、パラダイスマッシャーをX召喚。
①効果を発動。お互いダイスを振って合計目が大きいプレイヤーはモンスター効果発動と攻撃が封じられる(展開終了)
まとめとデッキ評価
…いかがでしたか?
実用的にパラダイスマッシャーを狙えることから、ランクマでも運用しやすい構築です。
普通の天盃龍デッキとしても使えるので、気分転換に変な天盃龍デッキを使いたい場合は組んでみて下さい。
今回の解説で、少しでもデッキ構築に貢献できたら幸いです。
これ以外にも変な天盃龍デッキは、
1-3週間に1回の頻度で投稿しているゆっくりラドリーで度々紹介しています。
デッキ構築の参考として、是非この機会にご覧になってみてください。
ここまで記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。
今後も遊戯王関連の記事を更新していくので、また覗いてみてね👀